2008年に上越線を訪れた際にクモハ115で高崎-水上間を録音しました。しかしながら、高崎から沼田まで中高年集団の酒飲み会話にやられてボツorz 長らく疎遠になっていた路線でした。
そんな苦い思い出の区間ですが、引っ越しに伴い荷物を整理していたところ、水上-越後湯沢間で国境超えを録音した115系の音源を発掘したのです。この音源を有効に活用する為、またこの区間へとやってきたのでした。
早朝の列車なら大丈夫だろうとタカを括って高崎発の一番列車へ乗り込んだのですが、18きっぷシーズンということもあり、発車直前に鉄オタ親子が近くにやってきました。もうベルがなっていた事もあって、慌てて隣のモハ210へ逃げ込むところから音源は始まります。
高崎を乗り切ってしまえばなんてことはないだろうと思っていたのですが、新前橋を過ぎ…渋川を過ぎ…どんどん車内の旅客は増えていく一方。どこへ向かうのだろうと思っていたのですが、車内の旅客は沼田で一斉に降りていきました。沼田がそんなに大きな街だったとは余所者には知る由もなかったのです。お隣の後閑で最後に残った学生たちを降ろすと、いよいよ車内は私だけに。
後閑からは辺り一面が銀世界になるほど、風景が一変します。いよいよ上越国境に近づいてきたなと実感させられた瞬間でした。