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九州旅客鉄道 鹿児島・日豊線 783系クモハ783-10 特急ドリームにちりん 博多-宮崎空港 (録音日:11年03月01・02日)


2011年03月にその幕を降ろした九州の夜行特急ドリーム号。
最後まで残ったドリームにちりん号の走行音を全区間に渡って録音。
懐かしの夜行特急の旅を音でお楽しみください。
※2025.10.25 再々編集※
※2025.10.25 再々編集※
※Aファイルの8分10秒の時点で博多駅発車となります。(博多駅発車時刻は22時52分)※
※実際に時計を合わせてお聴きになりたい方は目安にしてみてください※

博多 22:52(発)
赤間 23:19(〃)
折尾 23:31(〃)
黒崎 23:36(〃)
八幡 23:39(〃)
戸畑 23:43(〃)
小倉 23:52(〃)
行橋 0:11(〃)
宇島 0:24(〃)
中津 0:30(〃)
柳ヶ浦 0:41(〃)
宇佐 0:47(〃)
杵築 1:02(〃)
別府 1:18(〃)
大分 1:30着
 
    今は無き”周遊きっぷ”を出札窓口で作成して頂き、往路は航空機、復路は鉄路で征いた思い出の音源です。前段の下関口123系などを録音し終え、問題なく九州は博多まで到着。発車ホームには乗り納めをするのであろう同業者の姿や、普通に帰宅手段として利用するサラリーマン達が列を作って待っています。列車の接近を知らせるベルとともに、待ちに待ったこの瞬間がついにやって来ました。

 今回一番の目的がこの「ドリームにちりん」。
 かつては、鹿児島線方面行きの夜行特急「ドリームつばめ」と並んで、九州の名物夜行列車として鉄道ファンから親しまれてきましたが、昨今の利用者の低迷から今春(2011年3月)の輸送改善で廃止されることに。九州時刻表を買った時から気になっていたこの列車に乗るなら今しかないと思いこの収録旅行を計画した訳です。
 早速乗り込んでみると、案の定博多から小倉までの間はホームライナー需要が多いようでサラリーマンの会話を拾っている個所が何箇所かあります。そこまで気になるものでもないと思いますので、特に編集することなく残しておきました。これもこのドリームにちりん号の乗車雰囲気を味わうのに一味買っていたり・・・
 ←14年経って聴き返してみると、この部分が耳障りすぎて直ぐに再生停止。
 せっかく公開しているのにこれじゃイカンと思い編集を始めるのですが、最初の停車駅である赤間に辿り着くまでの37分間に対して何日もかかるほどのシツコイノイズ具合に辟易。
 この時は先行の普通列車が遅れていたらしく、ATSの確認ベルが鳴り響く中ノロノロ運転が続きます。そして、ひたすらにビニール袋がガサガサされ、缶ビールを開ける音からリーマン軍団の内輪話から惚気話まで...さすがに参りました。ATSの確認ベル音ごと会話とビニール袋がガサガサ音を一旦無かったことにした上で、他所のATSの確認ベル音を持ってきて切り貼りする...といった編集処理をしましたorz
 さすがに元ファイルよりは聴きやすくなっている...と思いたいところですが、みなさまいかがでしょうか。(20251009追記)

 博多からのリーマン軍団は小倉で一気に下車。ここからは少し席が空くのかと思いきや、大分までの終列車という役割も担うこの列車らしく、席は入れ替わり立ち替わりでたちまち満席へ逆戻り。利用者低迷とはどういうことだろうかと考え出してしまいたくなるほどの盛況ぶりでした。
 進行方向が変わり日豊本線に入るとすぐに「夜も遅くなりましたので、放送は特別な場合を除き、延岡到着までご遠慮させていただきます。貴重品は必ず肌身につけて保管ください」と自動放送による案内が...
 頭を押さえられていた先程よりも速度を増して快走するハイパーサルーン。先ほどまでの雰囲気とは一転して静粛な車内にジョイント音がただひたすら響き渡ります。
 走行音を子守唄代わりに段々とうとうとしてきた頃、途中休憩駅の大分に到着しました。ここでは約2時間の休憩をはさみます。
 休憩の間、乗客の方々はコンビニに買い出しに行く人もあらば、乗車記念に写真を撮る人も居たりとそれぞれの時間を過ごしていたようです。車掌室に置かれたアラームが鳴りだす頃、列車は宮崎に向けて再び走り出します。
 
※2025.10.25 再々編集※
※Bファイルは大分駅発車直前からのスタートになります※
※発車時間は3時25分です※
※長時間停車を飛ばしてお聴きになりたい方は、Aファイルで大分に到着後、すぐにBファイルの再生を開始してください※

大分 3:25(発)
臼杵 3:53(〃)
津久見 4:04(〃)
佐伯 4:20(〃)
延岡 5:18(〃)
南延岡 5:23(〃)
門川 5:31(〃)
日向市 5:37(〃)
都農 5:52(〃)
高鍋 6:02(〃)
佐土原 6:13(〃)
宮崎 6:25(〃)
南宮崎 6:30(〃)
宮崎空港 6:35(着)

 皆が寝静まっている中、列車は時刻通りに大分駅を出発。
 暗闇を走り続けてようやく延岡に着く頃、車内放送が再開されます。ぐっすりと眠っていた乗客たちも、そろそろ各々の下車駅が近づいてきたのを察知して下車の支度を始めているようです。終点まで向かう私はもうちょっとだけ夢の中へ・・・Zzz...

 そうしている間にも、全速力で駆け抜けていくハイパーサルーン。定尺レールの心地よいリズムが堪りません。。

 車内もだいぶがらんどうになり、まもなく宮崎に着こうかという頃合いで車内通話を喰らいます。2020年の再編集時点でできる限り除去する努力はした形跡が見て取れましたが、2025年の再々編集時点でももう少し除去作業に徹しました。しかしながら完全には除去できずorz このあたりは目を瞑っていただけるとありがたい限りです。
 車内通話の主は南宮崎で下車した模様。宮崎から宮崎空港までは特急券なしで乗車できるという旨の自動放送も、ようやく綺麗に録音できたと思ったらもう終点はすぐそこです。約7時間強もハイパーサルーンに乗車出来て感無量でした。

 空港駅のホームに降り立ってみると、飛行機がちょうど目の前に駐機されていました。列車と飛行機が一緒のアングルで見られる駅を知らなかったこともあり、そのおもしろギャップに魅せられてホームから見る飛行機と783系を絡めてシャッターを切り続けるのでした。

 宮崎空港駅に着いたものの、空路利用を利用して帰京する訳にはまだいかない。とりあえずにちりん号(485系)に乗るべく南宮崎駅まで戻ります。
 8580M 普通 宮崎空港-南宮崎
 この列車ではハイデッカー構造ではないB室の台車上で録音しました。
 また、南宮崎到着後に車庫内で入れ替え運転をする様子まで収めてみました。
 入れ替える間にやってきたキハ40や今はなき485系が発着する様も必聴です。


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