一日一本のみの尼崎発新開地行き
パンタグラフを上げるところから録音
昨夜の録音を無事に終え、最本命であるこの録音に臨むため短い仮眠へ。
意気込みすぎたのかシャッターが開く前に駅へ戻ってきてしまいました。シャッターが開くと同時にホーム階へ急ぎ向かいます。まだパンタグラフが下りたままの電車を見て、ひとまず肩を下ろすK.N。昨夜は電源を落とす場面まで録音していたので、間に合うようであれば電源を入れる場面から録音したいなと考えていました。5026のパンタグラフの前に陣取り、寒さに凍えながら空気が込められるのをじっと待ちます。
『カッ!!カンカンカン』
ツメが解かれ、勢いよく上がると動き出すMG。寒さに耐えた甲斐がありました。。
ドア試験とブレーキ試験を入念に行うと、静かにドアが開き客を招き入れられます。
所謂”いつメン”が各々の位置に収まるのを確認し、私も狙いの録音場所へ着座。機材へ興味を示されないように出来る限りカモフラージュして地蔵と化すK.N。
無事に発車時間となり静かに電車は動き出します。
各駅で続々と”いつメン”が乗り込んできますが、機材に気づく事なく浅い眠りにつきます。しかし、甲子園辺りから打出まで遠くで通話する東南アジア人に出くわします。この通話風景を滅殺するのにかなり苦労しました。(打出で降車するシーンは取り切れず無念orz)
その後は三宮でほぼ全ての旅客が降車。新開地に着く頃には車内はがらんどうで、なんとか録音を終えたのでした。
2025年2月10日に引退することが発表された青胴車。二度と聴くことはできないであろう音景をお楽しみください。
