懐かしの日比直運用の模様を録音していました
日吉で通勤特急退避もあります
(MP3形式 320kbps 機材:KENWOOD DMC-S9NET+AIWA CP-S22)
高校の行事でディズニーランドへ行った帰りに日比谷線に乗ってみようと思い立ち、気がつくと北千住駅のホームに立っていました。
この時の狙いは東急1000系。列番を調べる術もなかったので、直近の北千住始発菊名行きを待つことにします。独特な音階を奏でてのっそりとやってきたのはシルバーラインの営団車でした。
『狙いとは違うけれど、録音したことがないしやってみるべ』
日比谷線はズブの素人。なんとなくホームの両端に改札口があることは知っていたので、編成の比較的後ろ寄りの号車かつ階段から離れた車両を選んで乗車します。
(この時の知識と経験が、ずっと後に訪れる東急1000系録音時に役立ちました)
上野を過ぎて少ししてからも車内は大人しかったのですが、人形町から一気に車内が騒がしくなります。直ぐ側で会社帰りの軍団一行がかなりテンション高めに何かをおしゃべりする様を拾ってしまいゲンナリ。一行は八丁堀で降りるのですが、一行に隠れていたおっさんペアが姿を現し、内輪話とお色気話が延々と繰り広げられました。会話の端々から渋谷に向かっているであろうことがわかったので、恵比寿まで延々お付き合いなのだなと更にゲンナリ。夕方の都心は甘くはありませんでした。
(心が折れそうになりながらも編集を頑張りました)
現在は20mの真新しい車両がが行き交う同線となりましたが、直流モーター車とGTO-VVVF車がひっきりなしに交錯する懐かしい様子を、これまた懐かしい一世代前の駅放送と共にお楽しみください。
中目黒を過ぎて先程までの喧騒とはおさらば…かと思いきやそんなに甘くないのが東横線。夕方の良い時間だったためか車内はどんどん混み合ってきます。録音位置は比較的後よりの号車だったためこんな程度で済んでいましたが、途中で聴こえてきた「なんで前の方は混んでるのにここは空いてるの?」という親子連れの会話で前方の恐ろしさを知りました。土地勘が無いながらも何かの勘が働いたのが功を奏したのでしょうかね…
東横線内を多客と時間に追われながらキビキビ快走していく03系。地下鉄区間でまったり走る様も好きですが、地上区間で生まれ変わったようにかっ飛ばす様もまた格別だなと改めて感じたのでした。
ところで、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、車掌氏が『日吉で通勤特急の通過待ちをします』と案内しています。この音源の録音日時は2007年。この当時は目黒線がまだ武蔵小杉までしか来ていなかったので、日吉で東横線同士の優等退避が出来る構造でした。この音源を引っ張り出して聴くまですっかり忘れていた光景でしたが、相鉄直通線が開業して東横目黒の優等同士の接続が行われるようになった今からするととても懐かしいなと感じます。
日吉から綱島にかけての最高速度区間に入ると、この列車も例外なく限界までかっ飛ばします。モーターの唸り加減がとても最高なので、この区間は間違いなく聴きどころです!
大倉山で大半の旅客が降り、静かな車内がようやく訪れた頃にはもう終点の菊名へ到着します。
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03系のVVVF車を田園調布から菊名まで録音した音源も出てきましたので、併せてこちらに上げておきます。
日吉~綱島間の高速走行シーンはかなりの聴きどころです!