外扇形冷却ファン搭載車
205系は製造年によってちょくちょくと仕様が変わってくるのですが、この編成は中期(ドア窓大、M車のモーター点検蓋あり)にあたる編成です。同年代に製造された車として川越車セに配置されていたハエ1編成やハエ2編成がいます。
※ここで使用されている「中期」という表現は私的なものであり、公式的なものではありません※
雪害の為、首都圏中の列車の運行が乱れた日にこの編成に初めて乗りました。
その時にこの車に乗っていたのですが、加速時の進段音がよく聞こえる車だなと思い気に入っていました。今回は、そのナハ3編成が朝に稲城長沼から出庫して川崎へ向かう列車に充当されたところを録音しました。この編成は川崎方のユニット(233番)が外扇、立川方のユニット(234番)が内扇となっています。外扇の音が好きな方は2・3号車で録音される事をお勧めします。
さて、肝心の録音内容ですが…稲城長沼出発時は凄く良い環境でした。
このまま何事もなく川崎まで行ってくれるか…と思ったのですがそうはいきませんでした。 南武線の録音はかなり難易度が高く、この録音に関しても宿河原~武蔵小杉間で遠巻きに会話を拾ってしまっています。乗車率も各駅ごとに順調に増えていき、終点の川崎に着く頃には満席で立ち客多数な状況でした。このような状況で録音した物ではありますが、そこそこな出来に仕上がったかと思いますので、宜しければお聴き下さい。
2つ目のファイルは、登戸辺りで録音車両をモハ204-233からモハ205-233へ変更(制御器上)、武蔵溝ノ口で台車真上に録音場所を移動します。
いつもどおりの日曜日。日中時間帯に近づいてきた車内は段々と賑い始めるのですが、途中でいつもと違うアナウンスが流れ、状況は一変します。
前日の未明に京浜東北線北行の回送電車が、川崎駅で保守車両に突っ込み、先頭車両が脱線大破する大事故がありました。この日も朝から川崎駅に京浜東北線の電車はやって来ず、脱線した車両の事故調査が黙々と続けられていたのですが、いよいよ脱線復旧作業が始まるとのこと。そのため、一時的に川崎駅発着の南武線の運行も取りやめることとなり、乗車していた川崎行きが、運転見合わせ前の最終列車となってしまったのです。まさかの状況になりましたが、とりあえず録音は続行。車内に詰め込めるだけ詰め込み、各駅を発車していく様子が記録されています。

