停車駅:上野・大宮・宇都宮・郡山・福島・仙台・古川・くりこま高原・一ノ関・水沢江刺・北上・新花巻
盛岡までだった新幹線が、気づけば八戸に伸び、新青森に伸び・・・ひいては北海道までそのまま乗り入れるようになったのが未だに信じられずにいる人間なので、”やまびこ”と言われると200系やMaxを連想してしまうのですが、時代は確実に変わりゆくものです。
横浜での所用を済ませ、盛岡までの最終となるやまびこ69号に乗り込みます。
この日の担当は、録音当時の東北新幹線最新鋭であるE5系。
グランクラスというグリーン車よりも上級な設備も設けている車種ですが、速さもまた只者じゃありません。
同車種は最高速度320km/hで、宇都宮~盛岡間において最高速度で駆け抜けるようにダイヤが組まれています。
ただ、やはり最速種別の”はやぶさ号”における話なので、『やまびこ号だし、最高速運転は体験できないだろうな』と勝手に思い込んでいたのですが、 仙台で在来線接続を取った関係で4分遅れで発車したのをきっかけに、思いがけず320km/h運転を体験することとなりました。
次の古川までひたすら定速制御で最高速度を保ちつつ回復運転!
古川を1分遅れで発車し、次のくりこま高原で定時に戻すという圧倒的速さ・・・
元々、東京盛岡間を3時間11分で結んでいる現行での最速やまびこ号なのですが、非常に貴重な模様を録音することができて良かったです。