A御殿のドル箱路線である阿佐谷線。朝の白鷺地区から阿佐ヶ谷駅へ向けての通勤需要の高さは凄まじいもので、最盛期には五台六台のバスが連なってくるのも当たり前だった...という話を聞くこともしばしば。今でもラッシュ時には最盛期ほどではないにしろバスが連なってやってくる光景を見ることが出来ます。
 この系統は白鷺一丁目折り返し場を起点として、阿佐ヶ谷駅までの通勤客輸送と天沼地区の移動需要を考慮して運行されているもので、設定当初は午前は阿佐ヶ谷駅先回り、午後は荻窪駅先回りで循環運転がなされていたようです。現在は午後便の運行が廃止され、阿佐ヶ谷駅先回りで平日は白鷺一丁目を午前9:55発、土休日は午前11:51発までの運行となっています。
 そんなおもしろ路線を、今回は阿佐谷の一台モノであるA7109号車で録音してみました。
 かんにゃん号としておなじみのこの車は、阿佐谷で唯一無二のLKG-KVであり、側面窓の窓割りが後に導入されるA7100番台車と異なる(非公式側中央部分の窓が固定窓)という特徴を持っています。観察している限り、平日に関しては固定ダイヤで運用されているようで、平日の朝に限ってみれば阿佐谷線で見ることが出来ます。
 LKG-LV/KVはインターロック機構の安全規制強化前なので、阿佐谷線を担当するベテラン乗務員的にもまだ我慢出来る車でしょうし、マニア的にもとても面白い車ということで、この車を捕獲することができてホクホク!!
 そして今回はマンの走りもなかなかにアツいもので感激でした。特に聴きどころは荻窪陸橋の全開シーン。4速まで使って全開で駆け上がるところは感涙モノでした...
 同じ路線をQKG-MP38FKのA2432号車でも録音していますので、是非聴き比べてみて下さいm(_ _)m
