東京に越してくるまで全く縁のなかった東武鉄道ですが、割と手軽に乗りに行ける様になったので気になっていた路線でした。
数ある名車が多数在籍する東武さんの車両の中で、昭和な雰囲気をそのまま残す素晴らしい車両が350系特急型電車です。
特急型と名乗ってはいるものの、リクライニングしない回転式シートなど元急行型車両の名残を随所に残しています。
走り出してしまえば、足から聞こえる音は東武電車のそれと全く同じで、とても豪快な音を立てて各駅を通過していきます。
(途中で、空転検知に引っかかったのか急停車する箇所があります。フラットが出来なくてよかった)
録音を行ったのは2020年6月のダイヤ改正で廃止となる宇都宮線特急の”しもつけ”号です。
浅草で乗車した際には、廃止するほど旅客が少ないわけではなかったのでとても不思議に思っていました。
しかし、大半の旅客は春日部で下車し、残った半分ほどの旅客も新栃木までには降りていってしまい、終点まで乗り通したのは私の車両では3名。
これでは確かに新栃木止めの特急として生まれ変わるのも致し方がないなと感じた次第です。
(春日部から隣席に乗車した旅客が、持ち帰り牛丼を食べだしてしまい、ニオイがすごいことになってしまったので、車掌氏に許可を頂いてデッキ部の仕切りドアを開放したままにしていただきました)
車両自体もとても古いものですので、今後の去就が注目されます。