1日一本のみの小川町発川越市行きでの録音です。
10030系リニューアル施工車
104列車(小川町発川越市行き普通)は、平日ダイヤにおける小川町からの上り最終列車です。土日ダイヤになると川越特急の入庫便である小川町発森林公園行きが昼間に何本か運行される為、112列車と列番を変えて運行されるこの列車ですが、1日一本のみの運行ということでレア度が高いものとなっています。
そんなこの列車ですが、2023年春のダイヤ改正で一時間近く発車時間が後倒しになることとなったのです。終電繰り上げが周囲の鉄道社局で積極的に行われている中での異例の決断に驚いた限りです。どうもみなみ寄居駅そばのホンダの操業時間に合わせたのではないかというマニアの憶測が話題になっていましたが、真偽の程は如何に。というわけで、良い環境が望めるうちに録音しておくことにしました。
小川町では、寄居からの終電車と八高線の高崎からの終列車を待ち合わせてから発車します。どこで録音するか迷ったのですが、2号車は階段直近で危険だと判断し、3号車の2号車寄りにマイクを構えることにします。ちょうど階段の影に隠れる乗車位置は功を奏したのか、駆け込み乗車客がゼロのまま小川町を発車。森林公園で4分ほど停車するので、かなり流し気味でまったりと走っていきます。
森林公園を過ぎると通常運転モードに復帰。北坂戸あたりから乗り過ごした客が慌ててこの電車に乗り込む姿を目にするようになり始めると、いよいよ最後の鬼門である坂戸へ到着。越生線上り終電車からの接続待ちをするのですが、おそらく川越で夜を明かすのであろう者たちがそれなりに乗車してきます。先程からポチポチと拾っていた乗り過ごし酔客が、気持ちよさそうにいびきをかきそうになりながら寝ているのと相まって、いつサウンドメーカーが発生してもおかしくない状況に追い込まれるのですが…結果は果たしてどうなったのでしょうか。ドキドキを皆さんと共有できる楽しい音源に仕上がっていると思いますので、是非お聴きください!