<<以下、当時の原文>>
収録機械をテープレコーダからMDに変更してから間もない頃、試し録りの為にたまたま乗車した中央線の201系。
当初は特別な思いを抱いていた訳ではありませんでしたが、周辺の路線ではE231系や209系などJR型車両が犇めいている中で、
唯一中央線だけは未だに国鉄型車両の201系が轟音を立てて力走している姿に圧倒されて以来、201系電車に魅了され時間を見つけては乗車して収録する様になりました。
なぜ8号車なのか…そう思われる方も中にはいるかと思われます。
実は特には理由はありません。
高校生だった当時の私は「ただ目的も無く録り続けるよりも、8号車に絞って収録すれば目標設定も出来るし、コンテンツも作りやすい」と思ったのでしょう。
実際に収録しはじめてみると、
・モハ201-90が2丁パンタ車の中でも異端車だった。(PS24・PS35Cの組み合わせ)
・モハ201-114がバケットシート試験車だった。
・モハ201-3のブレーキ解緩音は他車とは違う。
という特徴を知る事が出来、8号車縛りで収録したのは201系豊田車の魅力を知る上では好都合だったのかもしれません。
2010年10月17日、201系は中央線から引退してしまいました。
結局収録出来たのは56編成中24編成と半数程に留まってしまいましたが、当HPに訪れて下さった方々に201系が残した足跡ならぬ音跡をお聴き頂ければと思います。
※不定期更新です(リニューアル作業を気まぐれに実施しております)※
※8号車と銘打っておきながら、9号車での録音も入っていたりしますorz
※というか、中央線ではない物もorz
※当時は高校生だったこともあり今よりも録音技術が低く、また時間的にも録音に向かない時間の列車に乗って録音しているので、ファイルの質はかなり(お察しくださいorz
<<以上、当時の原文>>
当時はPCの性能がフェードイン・アウトすら出来ないお陀仏級だったこともあり、会話満載の走行音をドヤ顔で世に出していました。お恥ずかしい限りです。
時は15年ほど流れ、そろそろMDで録音した走行音も編集処理をかけてどうにかせねば...と思いあぐね、いよいよ重い腰を上げて編集に取り掛かることにしました。
いざ、PCへ取り込み編集をかけようとファイルを開くと、会話が存分に入った走行音ファイルの嵐で閉口。薄々わかってはいたものの、これは今の基準ではとても公開は出来ないという代物が多数あったのです。当時公開していた作品数よりも大分数を減らしてしまいましたが、なんとか皆様にお届け出来るものを厳選してこちらに並べております。
学校の休み、部活動帰りに大回り切符を買い求めてまで通ったあの頃。私は豊田の満身創痍な201系に心底惚れていました。もはや、中央線にあの轟音電車が走っていたことすら知らない世代が増えてきた昨今、当たり前のように行き交っていたあの頃の様子を収めた音源で、是非あの頃に思いを馳せてみてください。