大槌町役場(6:45)-盛岡バスセンター(9:45)
※ここで記載している便名は個人的に便宜上使っているものです※
2022年06月より、盛岡駅発着の長距離一般線のダイヤ改正が行われることとなり、この釜石盛岡線に関してもメスが入れられることになりました。
1.盛岡市内←→上大畑間の経由変更(一般道→高速道経由)
2.遠野駅経由から道の駅遠野経由へ変更
3.休憩箇所の変更(千葉屋敷→道の駅遠野)
4.始終地点の変更(大槌町役場→大槌駅)
この音源は盛岡へ向かう便での録音です。
前日、夕方の盛岡大船渡便を録音した後、列車で釜石に入り一泊。翌朝の始発列車に乗り込むとこのバスに間に合います。この録音のために初めて降り立った大槌の地ですが、駅のホームに降り立った瞬間からあの日の記憶を今に伝える痕跡が確かに残っていました。あの日映像で見た景色をいざ目の当たりにすると、思わず立ち止まらずには居られなくなります。自分で選んだ行き先で何かを学ぶのも旅する意義なのかもしれません。
▲大槌町役場バス停。まもなく盛岡行きがやってくる
▲改正後は大槌駅始発となるので、ここで待つ人も居なくなるのではないだろうか...
(以下のりほです)
乗り:大槌町役場2、新川原1、釜石中央1、上大畑2、遠野駅1、達曽部1、水境1、大迫バスターミナル1、サンホレスト前1、日赤前1
降り:都南営業所1、日赤前1、川久保1、盛岡駅6、県庁市役所前1、盛岡バスセンター2
▲釜石まで湾内に沿って走る。大型固定窓になっているこの車だからこそ楽しめるパノラマ風景だ
釜石市内中心部に入るまでは湾内に沿って走っていきます。静かな海と長閑な景色を少し高い位置から眺められるのはまさにバスの特権。こういった瞬間にふと「旅に来てよかったな」と感じます。景色に見惚れていると、今度は床下から轟くV10サウンドが耳を癒やしてくれます。このドライバーさんは3速で引っ張ってくれる方のようで音バス的にありがたい限りでした。。
▲休憩箇所の千葉屋敷にて。改正後はここを経由しなくなる
▲道中で岩手の花”キリ”が見頃を迎えている場面にも遭遇
上大畑までのバス停ではスーツを着込んだ若年層の乗車もちらほらと見受けられましたが、おおよその旅客は中高年層。釜石へ戻る便の盛岡を出る時刻が15時頃なので、また同じようにして戻ってくるとすると、通勤通学で使うというより通院や買い物向けのダイヤ設定なのだろうと踏んでいましたが、おおよそはその通りの使われ方をしているようです。しかしながら、40名以上乗れるバスに12名の布陣はあまりに贅沢すぎるスペースの使い方。盛岡大船渡線と同じく、乗って残すしか道はないのだなと改めて感じました。