小千谷に残る二桁ナンバー車
板張りの床から突き抜けるエンジンの咆哮
大手大橋を渡ることでこれほど安堵した事はなかったはず。10km行軍をなんとか免れ、辿り着いた長岡駅に待っていたのは、ずっと探していたKC-LTではありませんか。。
『これに乗らない手はない…』
『長岡からの小千谷行き終バスに充当されるのならば…小千谷から列車で帰ってこれるか?』
覚悟を決めてバスに乗り込みます。
板張りの床に寒色系の内装、そして右側席頭上に設置された網棚。
こんな骨董品がまだ生きていた事に感謝し、発車前から既に感極まっておりました。
エンジンスタート。
板を突き抜けるかの如く耳に突き刺さるエンジンサウンド。
床から生えたロッドギアを操る様で視覚を満たす時間は、私にとって何物にも代えがたいものとなったのでした。
あっという間の1時間強の走行音をお楽しみくださいm(_ _)m
◎ 越後交通 十日町-川西-小千谷線 小千谷車庫-十日町車庫 長岡200か934(元横浜市営1-2635号車)へお乗り換え ◎