原型エンジンのキハ47で、高徳線を全線走破!!
高徳線316D列車録音記
DMF15HSA型 14.77リッター 直6エンジン(直噴化改造未施工 原型エンジン車)
2023年06月06日録音版 再生する(MP3形式 320kbps 機材:OLYMPUS LS-100)
2023年06月07日録音版 再生する(MP3形式 320kbps 機材:ZOOM H4npro)
前日に牟岐線で有り難い収穫があった数時間後。眠い目を擦って徳島駅のホームへ戻ってきました。この旅最大の狙いであった”高徳線を全線走破するキハ40・47形充当列車”での録音をついに敢行する時が来たのです。
夕方に高松を経つ列車が有名になりつつあり、乗り鉄呑み鉄などなど多種多様な鉄道好きが集っているようですが、こちらは平日のみの運用であるためマニアの姿はほぼ見られず平穏な雰囲気が車内を包み込んでいました。しかしながら、平日の学生ラッシュに突っ込んでいくので、録音はかなりの運次第というかなり無茶なチャレンジでもあります。
昨夜の牟岐線同様、顰蹙を買わない程度に窓を開けて録音することにします。
阿南方面からの乗り換え客を待ち、徳島駅を轟音を立ててのっそりと動き始める国鉄キハ。原型エンジンならではの光景にすっかり魅了されてしまった私。レコーダーを片手に車窓も併せて楽しみます。
1つ目の停車駅である佐古では早速学生達が勢いよく乗り込んできます。これで車内の3分の2ほどが埋まりました。予想していたほど元気な子達ではなかったのでほっと肩を撫で下ろします。ありがとうございますm(_ _)m
部活動のエナメルバックにNARUTOの文字が見えるので、おそらく池谷までのお付き合いなのだろうなと容易に想像が付きました。
しばらくすると板野からの徳島行き国鉄キハ3重連とすれ違います。あちらの車内もまあまあの混雑具合。こちらの車内とは打って変わって、割と元気な子達が車内を占拠しているようで録音は不可能だろうなといった感じでした。休日はキハ40の単行列車となるので、土休日に狙いに行く方は十分にご留意ください。
池谷でごっそりと高校生を下ろすと、束の間の静かな車内に戻ります。
板野で20分の長時間停車があり、その間に高松行きの特急に追い越され、引田方面からやってきた通学満員列車の徳島行きとすれ違います。特に通学列車の先頭車は首都圏顔負けの混雑具合でびっくり。もしかするとこの子達も池谷でごっそり降りるのでしょうか…鳴門高校オソロシヤ
再び列車が轟音を立てて動き始めると、いよいよ峠越えの始まり。
非力なエンジンが苦しそうな音を上げながら大坂峠に挑んでいく様は必聴です!
「長時間音源すぎて、全部まったり聴いていられないよ!!」という方はここだけでも聴いていってください。。
峠を越えると列車は引田にたどり着きます。この辺りから第二の通学ラッシュのスタート。再び車内は学生達で座席が埋まっていきます。志度までの各駅の間にいくつもの高校が点在しており、どこの通学生が自分の隣のボックスにやってくるかはまさに運次第です。録音に挑まれる方は最も胃が痛くなる区間になること間違いなし(-人-)
(今回の録音では、6日録音版で白鳥から神前までの通学生に見事に撃沈。翌日の再チャレンジで収穫した音源とミックスして何事もなかったかのようにしてあります)
志度を過ぎると、いよいよ高松近郊の通勤区間に入ります。ここからは琴電とも並走する区間で、道路を挟んで真横に琴電の線路があるという不思議な絵面をしばらく楽しむことが出来ます。場合によっては電車と並走するなんていうシーンに遭遇したりするのでしょうかね…
屋島、栗林公園北口を過ぎると、もう高松は目の前。トイレに行くのも忘れるほどあっという間な約3時間の国鉄キハ旅でした。。
吹かれノイズにビビりながらも、厚い風防のおかげでかなり良い感じの窓開け音源に仕上がったと自負しております。是非お聴きください。
◎ 予讃・土讃線 キハ58-203 普通列車 高松-阿波池田 へお乗り換え ◎